結婚祝いをいただいた。お返しをしなければいけない。ところがそもそも返すべき相手なのかも、いくら返せばいいのかも分からない。出産内祝いとのしが違うらしい、という話も聞く。そんな方に向けて書きました。
この記事で分かることは4つです。
- お返しが必要なのは、どの相手か
- いくらのお返しを、いつまでに贈ればいいか
- のし紙で間違えやすいところ
- 一人からと連名とで、選び方がどう変わるか
金額とのしの作法は、百貨店やギフト専門店が公開しているマナー案内で共通して示されている内容をまとめました。商品は楽天市場で実際に売れているものから選んでいます(2026年9月20日時点)。
読み終えると、返す相手・予算・時期・品物の4つが決まります。約8分で読めます。
まず確かめる|お返しが必要なのは、どの相手か
結婚内祝いでいちばん多い行き違いがここです。いただいた方全員に贈るものではありません。
| 相手 | 内祝い | 理由 |
|---|---|---|
| 披露宴に出席した方 | 不要 | 当日の料理と引出物がお返しにあたります |
| 招いていない方 | 贈る | お返しの機会が他にないためです |
| 招いたが欠席した方 | 贈る | 引出物を渡せていないためです |
| 披露宴をしていない場合 | 贈る | いただいた方すべてが対象になります |
なお引出物と内祝いは別のものです。引出物は披露宴の当日に出席者へ渡します。内祝いは後日、品物を配送するか持参して渡します。
お返しの金額と、贈る時期
結婚内祝いの金額は、自分で決めるものではありません。いただいたお祝いの額から計算します。目安は3分の1から半返しです。
| いただいた額 | お返しの目安 |
|---|---|
| 5,000円 | 1,500〜2,500円 |
| 10,000円 | 3,000〜5,000円 |
| 20,000円 | 7,000〜10,000円 |
| 30,000円 | 10,000〜15,000円 |
| 50,000円以上 | 3分の1を目安に |
この記事で紹介する品は15,000円までです。それを超える額をいただいた場合は、品物を複数に分けるか、カタログギフトで相手に選んでもらう形が使われます。
贈る時期は挙式から1か月以内です。式を挙げない場合は入籍から1か月以内にあたります。
気をつけたいのはお祝いを早くいただいたときです。式の数か月前にいただくことがあります。その場合もお返しは挙式の後です。受け取ってすぐ返す必要はありません。
のしは「結び切り」|出産内祝いと同じにしてはいけない
水引の結び方には意味があります。取り違えると失礼になります。
| 結び方 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 結び切り(ま結び) | ほどけない。一度きりが望ましい | 結婚、快気祝い |
| 蝶結び(もろわな結び) | 何度でも結び直せる | 出産、お中元、お歳暮 |
表書きは水引の上に「内祝」。名入れは水引の下に新しい姓を書きます。新郎のフルネームを書き、その左に新婦の名前を添える書き方もあります。
同じ結び切りを使うものに快気祝いがあります。病気やけがが「一度きりで済むように」という意味です。
出産内祝いを先に経験していると、蝶結びの感覚が残っていることがあります。出産内祝いは蝶結びで、結婚内祝いとは別です。注文画面で取り違えないようにしてください。
選ばないほうがいい品
結婚のお祝いごとでは、避けるとされている品があります。気にしない方も増えていますが、相手の年代によっては引っかかります。
| 品 | 避ける理由 |
|---|---|
| 包丁・はさみなどの刃物 | 「切れる」が縁切りを連想させるためです |
| ハンカチ | 「手巾」と書いて「てぎれ」と読めるためです |
| 緑茶 | 弔事の贈り物に使われることが多いためです |
| くし | 「苦」と「死」の音にあたるためです |
この記事で紹介する品からは、これらを外してあります。弔事向けとして売られている品も外しました。
一人からいただいた場合|予算別
ここからは商品です。楽天市場で「結婚内祝い」として売られている品のうち、在庫があってレビューが20件以上のもの103件から選びました。レビュー数と評価の積が大きい順で、同じ店の品は重ねていません。
カタログギフトが混ざります。商品名の「◯◯円コース」と販売価格は一致しません。相手が選べる商品の価格帯がコース名で、販売価格にはシステム料が含まれるためです。相手に伝わるのはコース名のほうです。
お返し3,000〜5,000円|10,000円のお祝いをいただいた方へ
お返し5,000〜10,000円|20,000円のお祝いをいただいた方へ
お返し10,000〜15,000円|30,000円のお祝いをいただいた方へ
連名でいただいた場合|分けられる品を選ぶ
職場の部署や友人のグループから、連名でお祝いをいただくことがあります。この場合は一人あたりの額に割って考えます。
たとえば5人から20,000円をいただいたとします。一人あたりは4,000円です。お返しは一人あたり1,300〜2,000円が目安になります。
返し方は2通りあります。どちらを選んでも、お返しの総額は同じになります。
- 一人ずつに贈る:これが基本です。一人あたりの目安に合う品を、人数分そろえます
- 分けられる品をひとつ贈る:一人ずつが難しい場合の方法です。個包装で人数分に行き渡る品を選び、のしをかけて渡します。先の例なら、一人あたりの目安に人数を掛けて6,500〜10,000円の品を1つ選びます
後者を選ぶときは個数を必ず確認してください。人数に足りないと気まずくなります。多めのものを選ぶほうが安全です。
人数で分けられる個包装の品
5人のグループを想定し、5,000〜10,000円で選びました。個包装であることと、何個入りかが商品名に書かれていることを条件にしています。個数が分からない品は外しました。カタログギフトは分けられないため外しています。
贈る前に確認すること
- のしの結び方と名入れは、注文時に指定する:商品ページに「のし対応」とあっても、結び切りを選べるか、新姓を入れられるかは店ごとに違います。楽天の商品ページの「ギフト設定」か、店への問い合わせで確認してください
- 内のしが使われることが多い:品物に直接のしをかけて包む形です。配送で贈るときは、のしが傷まない内のしが向いています
- お礼状かメッセージカードを添える:内祝いは品物だけで渡すものではありません。無料でカードを用意している店が多くあります
- 賞味期限と保存方法:食品を選ぶときは確認してください。賞味期限の表記には4つの型があります。冷蔵・冷凍だと相手の手間になります
- 送料:「送料無料」の表記は当てになりません。お返しの予算に送料は含めません


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