タイヤチェーンを買おうとして、手が止まる。布製、ゴム製、金属製。同じ「チェーン」なのに種類があって、どれを買えばいいのか分からない。そんな方に向けて書きました。
この記事で分かることは3つです。
- 自分はどの種類を買えばいいか
- スタッドレスがあっても通れない道があること
- 買う前に確かめておくこと
読み終えると、買う種類が1つに決まります。約6分で読めます。
結論|年に何日、雪が積もりますか
住んでいる地名で決めようとすると外れます。同じ県でも、内陸と海沿いでまったく違うからです。
代わりに、自分の経験で答えられる問いにしてください。「うちの周りは、冬に何日くらい雪が積もるか」です。
| 年に雪が積もる日数 | 使う回数 | 選ぶ種類 |
|---|---|---|
| ほぼ0日 普段は雪が積もらない地域 | スキーや帰省で年に1〜2回 | 布製 |
| 数日〜10日ほど | 年に数回 | ゴム製 |
| 何十日も スタッドレスを履いている | 冬の間に何度も | 金属製 |
凍結した路面を走る機会も多くなります。氷をつかむ力と、擦り減りへの強さで金属製です。
長い距離を走る方も金属製になります。布製が向くのは、普段は雪が積もらない地域の方が年に1〜2回、短い距離を走る場合だけと考えてください。
まず確認|スタッドレスでも通れない道がある
大雪のとき、国が特定の区間に「チェーン規制」をかけることがあります。
スタッドレスを履いているから大丈夫、とはならないということです。
使える種類については、布製・ゴム製・金属製のどれでも構いません。自動車用品店で売られているものであれば問題ないとされています。
使えないのはスプレー式です。タイヤに薬剤を吹き付けるタイプは、規制中の通行が認められていません。
規制がかかるのは、峠など過去に立ち往生が起きた区間です。そこを通る予定があるなら、種類を問わず積んでおく必要があります。
3種類は何が違うのか
国の分類でも、チェーンは3種類に分けられています。
| 種類 | 材質 | 向いている場面 | 楽天の中央値 |
|---|---|---|---|
| 布製 | アラミドなどの特殊繊維 | 普段は雪が積もらない地域なら | 6,290円 |
| ゴム製 | ゴムやウレタンなどの樹脂 | 毎年、年に数回使うなら | 6,480円 |
| 金属製 | 金属のチェーンやワイヤー | 凍った路面を走る・距離を走るなら | 3,581円 |
価格は、楽天市場で在庫があってレビューが20件以上の58件を種類ごとに分けて、中央値を出したものです(2026年9月20日時点)。
布製|普段は雪が積もらない地域向け
普段は雪が積もらない地域の方が、スキーや帰省のときに使うものです。タイヤにかぶせる靴下のような形です。装着がいちばん簡単で、ジャッキも要りません。薄いので、タイヤと車体の隙間が狭い車でも使えます。
雪の多い地域では、この距離をすぐに超えます。
ゴム製|装着が楽で、静か
樹脂のネットをタイヤにかぶせて留めます。走っていて静かで、揺れも少ないのが利点です。繰り返し使えるので、毎年使う方に向きます。
金属製より高いと書かれていることが多いのですが、楽天の売れ筋は6,480円ほどで、金属製の3,581円と大きくは変わりません。国産の高級品と、通販の売れ筋とで価格帯が違うためです。
金属製|氷に強い。ただし揺れと音がある
鎖を編んだものをタイヤに巻きます。氷をつかむ力がいちばん強く、擦り減りにも耐えます。
種類別|レビューの多い品
楽天市場のタイヤチェーン58件から選びました。在庫があってレビューが20件以上、レビュー数と評価の積が大きい順です。同じ店の品は重ねていません。
商品名には「非金属」と書かれていることがあります。これは布製とゴム製の両方を指す言葉で、材質を表していません。素材が何かは、商品ページで確かめてください。
布製|普段は雪が積もらない地域なら
軽くて場所を取りません。装着がいちばん簡単です。ただし走れる距離に限りがあります。
ゴム製|毎年、年に数回使うなら
装着が楽で、走っていて静かです。繰り返し使えます。
金属製|凍った路面を走る・距離を走るなら
氷に強く、価格も抑えられます。ただし揺れと音があります。
買う前に確認すること
- タイヤのサイズを確かめる:タイヤの側面に「195/65R15」のように書かれています。車種ではなく、この数字で選びます。同じ車種でもグレードでサイズが違うことがあります
- どの車輪に着けるか:車の取扱説明書に書いてあります。車によって指定が違うので、必ずそこを見てください。雪の日に迷わないよう、買った時点で確認しておくと安心です
- 買ったら一度、練習で着けてみる:雪の降る夜に、暗い路肩で初めて着けるのは危険です。晴れた日に一度やっておくと本番で慌てません
- 積んでおく場所を決める:必要なときに家に置いてあっては意味がありません。布製は軽くて小さいので、常に積んでおきやすくなります
- 自分の車に隙間があるか:タイヤと車体の隙間が狭い車では、厚みのあるチェーンが入らないことがあります。商品ページの適合表を確認してください
もう一度、結論
冬に何日くらい雪が積もるかを、思い出してください。
- 普段は雪が積もらない地域:スキーや帰省で年に1〜2回使うだけです。布製で足ります
- 年に数日から10日ほど:繰り返し使います。ゴム製が楽です
- 雪国でスタッドレスを履いている:冬の間に何度も使います。金属製です
- 凍結路や長距離を走る:こちらも金属製が確実です
どれを選んでも、タイヤサイズだけは間違えないでください。そこを外すと、買っても着けられません。



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