足が冷えて眠れない。電気毛布ほど大げさにしたくない。そこで湯たんぽを探すと、お湯を入れるもの・充電するもの・電子レンジで温めるものがあります。どれを選べばいいのか、どれが安全なのかが分かりません。そんな方に向けて書きました。
この記事で分かることは3つです。
- 3つの温め方で何が違うか
- 買うときに見る安全のマーク
- 温め方ごとの使い方の手順と、やけどをしない使い方
読み終えると、買う種類と、毎晩の使い方が決まります。約7分で読めます。
結論|温め方で選ぶ。どれでも寝る前に布団から出す
湯たんぽは温め方で3つに分かれます。温め方ごとに、見るべき安全のマークと気をつけることが違います。
| 温め方 | 向いている人 | 見るマーク |
|---|---|---|
| お湯を入れる | 電気代をかけたくない。お湯を沸かすのが苦にならない | SGマーク |
| 充電式 | 手軽さを優先したい。お湯を運ぶのが不安 | PSEマーク(ないものは販売できない)、Sマーク |
| 電子レンジで温める | ひざの上や手元を少し温めたい | 安全性を示すマークの基準はない |
そしてどれを選んでも、使い方は同じです。消費者庁はこう書いています。
就寝時に布団を暖めるため使用する際は、就寝前に布団から出しましょう。
消費者庁「ゆたんぽを安全に正しく使用しましょう!」(令和2年12月16日)
湯たんぽは布団を温める道具です。体に当てたまま眠るものではありません。
やけどは「心地よい温度」でも起きる
消費者庁によると、平成27年11月から令和2年10月までの5年間で、湯たんぽに関する事故は108件ありました。そのうちやけどが68件で、治療に1か月以上かかった重傷が31件です。事故は12月から2月に多く起きています。
低温やけどは、心地よく感じる程度の温度でも、皮膚の同じところが長い時間触れていると起きます。見た目より深いところまで達することがあります。肌の色が変わったり痛んだりしたら、自分で判断せずに皮膚科などを受診してください。
温め方ごとに気をつけること
| 温め方 | しくみ | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| お湯を入れる | 金属・樹脂・ゴムの容器にお湯を入れる | 電気を使わない。金属製にはIHや直火で温められるものもある | 毎回お湯を沸かす。IHや直火で温めるときは必ず口金(ふた)を外す |
| 充電式 | コンセントにつないで中の液体を温める(電気蓄熱式) | つなぐだけで温まる。お湯を扱わない | 布団や毛布の中で充電しない。平らな場所で、充電中は離れない |
| 電子レンジで温める | 中の水やジェルを電子レンジで温める | 小さくて軽い。温めるのが早い | 決められた出力と時間を守る。オート機能やおまかせ機能は使わない |
湯たんぽの使い方|温め方ごとの手順
お湯を入れる湯たんぽ
- シーズンの使い始めは、まず水で試す:水を入れて逆さにし、漏れがないか確かめる
- 決められた量のお湯を入れ、口金をしっかり閉める
- IHや直火で温められるものは、温める前に必ず口金を外す
- 寝る前に布団に入れて温め、寝るときは布団から出す
電子レンジで温める湯たんぽ
- 説明書の出力(W)と時間を守る:オート(自動)の温め機能は使わない
- 寝る前に布団に入れて温め、寝るときは布団から出す
充電式の湯たんぽ
- 平らな場所で充電する。布団や毛布の中では充電しない
- 充電しているあいだは、そばを離れない
- 寝る前に布団に入れて温め、寝るときは布団から出す
どの湯たんぽでも、長い時間、体の同じところに当てないでください(消費者庁)。
温め方別の湯たんぽ
楽天市場で湯たんぽを集め、商品名から温め方が分かるものを選びました。カバーだけの商品は除いています。レビュー20件以上・平均★4.0以上、在庫ありが条件です。お湯を入れるものはSGマーク、充電式は安全装置に触れているものを先に並べています。数値は2026年9月27日時点のものです。
お湯を入れる|電気代をかけたくない。お湯を沸かすのが苦にならない
電気を使わない。金属製にはIHや直火で温められるものもある。今回の条件では26件あり、価格の中央値は2,934円でした。
充電式|手軽さを優先したい。お湯を運ぶのが不安
つなぐだけで温まる。お湯を扱わない。今回の条件では47件あり、価格の中央値は2,630円でした。
電子レンジで温める|ひざの上や手元を少し温めたい
小さくて軽い。温めるのが早い。今回の条件では13件あり、価格の中央値は1,033円でした。
買う前と、使い始めに確認すること
- マーク:お湯を入れるものはSGマーク、充電式はPSEマーク(ないものは販売できません)と、あればSマークを見てください
- シーズンの使い始め:お湯を入れるものは、まず水を入れて逆さにし、漏れがないか確かめてからお湯を入れます
- お湯の量:金属や硬い樹脂のものは、少ない湯量で繰り返し使うと傷みが早まります。決められた量を入れてください
- 口金のパッキン:部品も傷みます。定期的に交換してください
- リコール:手元の湯たんぽがリコールの対象になっていないか、消費者庁リコール情報サイトで確かめられます
もう一度、結論
温め方を決めて、それに合ったマークを見てください。
- 電気代をかけたくない。お湯を沸かすのが苦にならない:お湯を入れる。SGマークを確認
- 手軽さを優先したい。お湯を運ぶのが不安:充電式。PSEマーク(ないものは販売できない)、Sマークを確認
- ひざの上や手元を少し温めたい:電子レンジで温める。安全性を示すマークの基準はないを確認
そして布団が温まったら、寝る前に湯たんぽを出してください。これがいちばん効くやけど対策です。
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