洗濯物が部屋干しでなかなか乾かない。窓が結露する。そこで除湿機を探すと、コンプレッサー式とデシカント式が出てきて、どちらを買えばいいのか分かりません。そんな方に向けて書きました。
この記事で分かることは3つです。
- 方式で何が変わるか
- 1時間あたりの電気代がいくらか
- 自分はどれを選べばいいか
読み終えると、買う方式が1つに決まります。約6分で読めます。
結論|除ける水の量は近いのに、電気代が3.3倍違う
楽天市場の除湿機を65件調べました。1日に取れる水の量は方式が違っても近い数字です。変わるのは消費電力のほうでした。
| 方式 | 1日に取れる水 | 消費電力 | 1時間あたり | 価格の中央値 |
|---|---|---|---|---|
| コンプレッサー式 | 7.3L | 180W | 5.6円 | 19,800円 |
| デシカント式 | 8L | 590W | 18.3円 | 19,800円 |
| ペルチェ式 | 記載なし | 40W | 1.2円 | 5,999円 |
1時間あたりで見ると、デシカント式はコンプレッサー式の約3.3倍です。取れる水の量が近いのに、かかる電気代が変わります。
短い時間しか使わないなら、この差は気にしなくて構いません。
方式で変わるのは、大きさと消費電力
| 方式 | やっていること | よいところ | 弱いところ | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|---|
| コンプレッサー式 | 空気を冷やして水にする | 消費電力が小さい。広い部屋にも使える | 本体が大きく、音が出る | 毎日つける。部屋干しを一年じゅうする |
| デシカント式 | 乾燥剤に吸わせ、熱で水にする | 本体が軽く、小さい | ヒーターを使うぶん消費電力が大きい | 使う時間が短い。置き場所を動かす |
| ペルチェ式 | 電子部品で冷やす | とても小さい。音がほとんどしない | 除湿できる量が少ない | クローゼットや下駄箱など、狭いところ |
なお部屋干しへの対応は、ほとんどの機種にあります。今回の65件のうち62件が衣類乾燥や部屋干しに触れていました。ここでは差がつきません。
「◯畳まで」は、メーカーをまたいで比べられる
除湿機のカタログには適用畳数が書かれています。この数値は各社が好きに決めているものではありません。日本電機工業会がJEM1411「電気除湿機の除湿面積算出方法」で、定格除湿能力に対する除湿面積値の算出方法と、取扱説明書やカタログに記載する表示方法を定めています。対象はJIS C 9617に基づく電気除湿機です。
つまり畳数はそのまま比べて構いません。部屋より小さい数値のものを買うと、動かし続けても湿度が下がりません。使う部屋の広さ以上の数値を選んでください。
方式別の除湿機
ここから先は、商品名に方式が書かれているものだけを選びました。方式が分からないと、電気代を見積もれないためです。レビュー20件以上・平均★4.0以上、在庫ありが条件です。数値は2026年9月21日時点のものです。
コンプレッサー式|毎日つける。部屋干しを一年じゅうする
消費電力が小さい。広い部屋にも使える。本体が大きく、音が出る。今回の条件では29件ありました。
デシカント式|使う時間が短い。置き場所を動かす
本体が軽く、小さい。ヒーターを使うぶん消費電力が大きい。今回の条件では24件ありました。
ペルチェ式|クローゼットや下駄箱など、狭いところ
とても小さい。音がほとんどしない。除湿できる量が少ない。今回の条件では6件ありました。
買う前に確認すること
- 部屋の広さに合う畳数か:表示は業界規格で算出方法が決まっています。使う部屋より大きい数値を選んでください
- タンクの容量と、水を捨てる回数:満水で止まります。連続排水のホースが付けられるかも見ておくと楽です
- 冬に使うかどうか:冬も使う予定があるなら、低い気温のときの除湿量が商品ページに書かれているかを確認してください
- 運転音:寝室で使うなら静かさが要ります。コンプレッサー式は圧縮機の音が出ます
- 置き場所と移動:部屋を移して使うなら、重さとキャスターの有無を見てください
もう一度、結論
1日に何時間動かすかを決めてください。それで方式が決まります。
- 毎日つける。部屋干しを一年じゅうする:コンプレッサー式。1時間5.6円です
- 使う時間が短い。置き場所を動かす:デシカント式。1時間18.3円です
- クローゼットや下駄箱など、狭いところ:ペルチェ式。1時間1.2円です
そして部屋の広さ以上の畳数を選んでください。小さい機種を長く回しても、湿度は下がりません。



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