羽毛布団を買おうとして、手が止まる。ダウンパワー。充填量。ダウン率。ダックとグース。産地。数字と言葉が並んでいるのに、どれをどの順に見ればいいのかが書いていない。そんな方に向けて書きました。
羽毛布団の選び方には順番があります。その順番で見ていけば、比べるものが減っていきます。
この記事で分かることは3つです。
- 4つの項目を、どの順に見ればいいか
- 自分の家では、どのくらいの充填量が合うか
- グースとダックのどちらを選べばいいか
ダウンパワーの等級は業界団体が公開している基準をそのまま載せました。商品の数字は楽天市場の羽毛布団103件を数えたものです(2026年9月20日時点)。
読み終えると、自分の家に合う1枚が決まります。約8分で読めます。
結論|見るのは4つ。変わるのは充填量だけ
先に答えを書きます。見るのは4つだけです。
| 断熱のしっかりした家 | 朝、室内が冷え込む家 | |
|---|---|---|
| 1 ダウンパワー | 400dp以上 | |
| 2 充填量(シングル) | 1.0〜1.1kg | 1.2〜1.4kg |
| 3 羽毛の種類 | グースのほうが膨らみやすい | |
| 4 ダウンの割合 | 85%以上 | |
変わるのは2番だけです。1と4はどちらの家でも同じ。3は選べるなら、という項目です。
つまり自分の家の冷え方さえ決めれば、あとは数字で絞れます。冬の朝に暖房を入れる前、室内がはっきり冷えているなら右側です。この記事の残りは、この表の理由と、実際の商品です。
なぜ、この順番で見るのか
先に結論を出します。上から順に見てください。
| 順 | 見るもの | 何が分かるか |
|---|---|---|
| 1 | ダウンパワー | 羽毛の膨らむ力。同じ重さでどれだけ空気を抱えられるか |
| 2 | 充填量 | 入っている羽毛の重さ。多いほど暖かい |
| 3 | 羽毛の種類 | ダックかグースか。産地も書かれていることがある |
| 4 | ダウンの割合 | 中身のうちダウンが占める割合 |
この順番には理由があります。1と2で暖かさの大枠が決まり、3と4で中身の質を確かめる、という流れです。割合から見始めると、暖かさが分からないまま候補が絞れません。
1|ダウンパワー|羽毛の膨らむ力
羽毛布団が暖かいのは、羽毛が空気を抱えこむからです。ダウンパワーは、その膨らむ力を数値にしたものです。羽毛30gをシリンダーに入れ、1gあたり何立方センチに膨らむかを測ります。単位はdpです。
業界団体が、このダウンパワーをもとに等級を定めています。商品名に「ロイヤルゴールド」などと書かれていれば、数字が分かります。
| ラベル | ダウンパワー | ダウン混率 |
|---|---|---|
| プレミアムゴールド | 440dp以上 | 93%以上 |
| ロイヤルゴールド | 400dp以上 | 90%以上 |
| エクセルゴールド | 350dp以上 | 80%以上 |
| ニューゴールド | 300dp以上 | 50%以上 |
| シルバーラベル | 250dp以上 | 50%以上 |
| ブロンズラベル | 200dp以上 | 50%以上 |
目安として、400dp以上なら真冬でも使えます。ロイヤルゴールド以上がこれにあたります。
2|充填量|家の暖かさで決める
次に充填量を見ます。入っている羽毛が多いほど暖かくなります。ここは素直です。
ただし多ければいいというものでもありません。必要以上に多いと重くなりますし、暑くて掛けていられなくなります。基準になるのは、自分の家の暖かさです。
| 家の様子 | 充填量の目安(シングル) |
|---|---|
| 断熱のしっかりした家 | 1.0〜1.1kg |
| 朝、室内が冷え込む家 | 1.2〜1.4kg |
断熱がしっかりした家なら、室温が下がりにくいので少なくて足ります。朝起きると室内が冷えている家なら、多めを選びます。
重い布団が苦手な方は、ダウンパワーの高いものを選んで充填量を抑える、という決め方になります。
3|羽毛の種類|ダックとグース
羽毛にはダック(アヒル)とグース(ガチョウ)があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| グース(ガチョウ) | 体が大きいぶんダウンボールが大きく、空気を多く含みます。高いダウンパワーが出やすくなります |
| ダック(アヒル) | 体が小さく、ダウンボールもグースより小さめです。価格は抑えられます |
マザーグースという表記を見かけたら、長く育てた親鳥から採った羽毛を指します。ダウンボールが大きく、最上級とされます。
産地は書けば売りになる情報です。良い産地のものは、たいてい商品名に入っています。書かれていない品は、産地を確かめてから買うほうが安全です。
4|ダウンの割合|85%を下回るものは選ばない
最後にダウンの割合を見ます。「ダウン93%」なら、中身の93%がダウンで、残り7%がフェザー(羽根)です。
フェザーには軸があり、膨らみません。ダウンの割合が低いほど、膨らむ力は落ちます。
順番の最後に置いたのは、軽視していいという意味ではありません。1から3を見た時点で候補が絞れているので、最後の確認として効く、という順番です。
家の暖かさ別|条件を満たす品
冒頭の表の条件で絞りました。ダウンパワー400dp以上、ダウンの割合85%以上。そのうえで充填量で2つに分けています。
楽天市場の羽毛布団103件のうち、この条件を満たしたのは26件でした。迷う必要があるのは、この中だけです。
充填量は商品名に書かれていないことが多いため、商品説明まで読んで拾っています。レビュー数と評価の積が大きい順で、同じ店の品は重ねていません。
断熱のしっかりした家へ|充填量1.0〜1.1kg
室温が下がりにくい家です。軽く仕上がります。
日本製 ホワイトダックダウン 93% 400dp以上
タンスのゲン Design the Future
21,999〜47,999円/400dp/1.0kg/送料込み
レビュー10,098件 平均★4.45
朝、室内が冷え込む家へ|充填量1.2〜1.4kg
暖房を入れる前、室内がはっきり冷えている家です。
更に暖か ホワイト グースダウン 93% 日本製 W防ダニ
タンスのゲン Design the Future
64,999〜128,000円/400dp/1.3kg/送料込み
レビュー652件 平均★4.69
買う前に確認すること
- 充填量は商品ページの仕様表で確認する:商品名には書かれていないことが多く、一覧では分かりません。2番目に見る数字なので、必ず開いて確かめてください
- 「以上」か、実測値か:「400dp以上」は下限です。同じ表記でも中身は違うことがあります
- 検索で絞り込もうとしない:ダウンパワーの書き方は「ダウンパワー400」「400dp」「DP400」などに分かれています。どれか一語で検索すると、別の書き方をしている品が漏れます
- キルトの作り:数字には出ませんが、マス目の作り方で羽毛の片寄り方が変わります。側面にマチがあるものは、羽毛がつぶれにくくなります
- サイズと、使っているカバーが合うか:シングルとシングルロングは長さが違います。手持ちのカバーの留め具の数も確認してください
- 洗えるかどうか:「洗える」と書いてあっても、洗濯機か手洗いか、コインランドリー限定かは商品ごとに違います
もう一度、結論
自分の家の冷え方を決めてください。それで充填量が決まります。ほかの3つは、どちらでも同じです。
- 断熱のしっかりした家:ダウンパワー400dp以上、充填量1.0〜1.1kg、ダウンの割合85%以上
- 朝、室内が冷え込む家:ダウンパワー400dp以上、充填量1.2〜1.4kg、ダウンの割合85%以上
グースかダックかは、ここまで絞ってから選べば十分です。迷ったら、充填量を先に決めてください。暖かすぎる布団は、掛けていられなくなります。
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